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すごいぞ中国銀行、ネットバンキング超便利

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すごいぞ中国銀行、ネットバンキング超便利

中国から日本に送金するために中国銀行に行きました。

私は中国企業に所属しているので給料は中国元でしかもらえません。

日本に送金が必要な場合、会社の方に手伝ってもらって日本へ送金します。実は、なかなか面倒な手続きがあります。
今回、江蘇省から広東省に引っ越してから初の送金です。その結果わかったこともあったのでレポートします。

中国の銀行

中国には大銀行から地方銀行まで、たくさんの銀行があります。街を走っていると銀行の建物をあちこちで見かけます。人の出入りも多そうです。

日本では経済関連コラムや書籍で、中国のバブル崩壊を示唆するものがたくさんありますがどうでしょうか。

中国経済崩壊を言い続けて長年経ちますが、鈍化したとはいえ安定成長をしているようにも見えます。

とにかく人が多くてエネルギッシュ、街の賑わい、会社の忙しさ、ご近所さんが皆笑顔なのを見てると実感はないです。まあ、中国のことですから、見えない不良債権が膨大にあっても驚かないですし、バブル崩壊なんて突然発起こるものではありますが…

さて、中国銀行の入口では、感染対策として、検温して、名前・電話番号・住所の記入をして中に入ります。
機械受付で番号札をもらって番号呼び出しまで待ちます。この辺のシステムは日本も同じです。

中国銀行で口座を作りましたが通帳はありません。スマホで管理です。

これがとても便利です。

日本のオンラインバンクは画面を開くまで、あれこれ入力が面倒ですが、指紋認証で開くので、一瞬で画面が開きます。

そして、wechat pay (微信の支払い)もアリペイ(支付宝)も中国銀行の自動支払いに繋がっていますので、すでに現金は使わない生活になっています。従って全ての入金と出金について漏れなく履歴が見れます。

そして収支分析も様々な指標で確認できて一目瞭然です。

ちなみに、カードの番号の桁数がすごい。
クレジットカードは16桁ですが、中国銀行は19桁あります。さすが人口13億人。
申請用紙にカード番号(口座番号)を書き込むのが大変です。

外人滞在者の両替手続きは煩雑

さて、今回送金では、いつもと違う手続きになりました。
両替が終わった後、自分でスマホで日本に送金して下さいと言われたのです。
今までは、両替と送金は一緒に行われていたので、ひとつの手続きだと思っていました。

しかし、面倒な手続きが必要なのは、中国元から外貨への両替だけ。
日本円を中国から日本に送るのは、何の制限もなくスマホでできることが分かりました。

中国元から日本円への両替には様々なものが必要です。

パスポート、会社の証明書、納税明細(税務署で発行してもらう)などなどです。
他にもいろいろ提出しているみたいですが、会社の人がやってくれているので良くわからなかった。いずれにしても、自分個人でやるのはハードルが高いです。

要は、日本人の私が中国の就労で得た金額の枠内であれば、外貨に両替してもいい、それ以上はダメという制限があるようです。

そして、換金した後の日本円の送金は何の制限も受けずに、スマホで送金可能ということです。

中国元を日本円に両替、両替レートが優良

今回、両替レートが少し謎でした。恐ろしくリーズナブルです。

換金前日の為替レート(終値) 16.6817 a
換金時のレート        16.6174 b

これをみると、手数料0.4%になります。(0.4=(a÷b-1)×100)
仮に100万円送金するのに、4,000円の手数料ですみます。
これは安すぎます。

手数料が固定料金式で両替額が大きかったからでしょうか?良くわからなかったです。

ただ、他のサイトの紹介で、日本円を中国元に両替するのに、中国銀行の口座を作ってから中国銀行ですると手数料がとても安いとありました。
中国銀行の口座を持っていて中国元を外貨に両替することもおそらく同様なのでしょう。
つまり中国人向けの手数料設定はそういうレベルになっているということですね。

ちなみに、中国銀行は、日本にも支店が6店舗あります。活用をトライする方は問い合わせてみたらよいでしょう。
(東京支店、大阪支店、横浜支店、名古屋支店、東京大手町支店、神戸支店)

両替手数料の他に送金手数料がかかります。

  • 日本の銀行(楽天銀行)への送金の手数料が108元(1600円)
  • 楽天銀行側での受取手数料が2,450円

これらを追加して考えても、日本に中国元を持ち込んで換金するより断然お得になります。

日本での両替レート比較、宅配両替って知ってる?

ちなみに、同じタイミングで日本で中国元を日本円に両替したとしたら、以下のレートになります。

中国銀行でのレートに比べて10%も違いがあります

レート 手数料率
三菱UFJ銀行 15.14 10.1%
GPA成田空港直営外貨両替 15.06 10.7%
宅配両替店(インターバンク) 16.25 2.6%

ここで注目して欲しいのは、宅配両替店のインターバンクです。

宅配両替って知ってますか?

日本の銀行と中国銀行の差は大きいのは当然として、日本国内でも、宅配両替店一般の銀行との換金レートの差に驚きます。

宅配両替店の換金レートはまだ中国銀行に近いです。

以前、宅配両替店を使いました。

インターネットで調べると幾つか出てきますが、その中でも

  • レートが良かった
  • 利用方法の説明が分かりやすかった

ということで『インターバンク』を使いました。

その時は、来店の時間が取れなかったので、文字通り、空港についた直後、空港にある郵便局カウンターから簡易書留もしくは一般書留で送るのです。
私は簡易書留で送りました。100万円に近い高額現金を封筒で送るだけってなんか心配になってしまいますが、私の場合、翌日夕方に問題なく入金されました。

日本のお金ではないので、現金書留に出来ません。(必要ありません)
例えば、ダイヤモンドなどの貴重品を郵便局で送る場合、一般書留で送ることになるそうです。
つまり、法律的には何も問題ないので、取り合えず送ってしまいました。

でも、今後は、更にレートの良い中国銀行でなるべく両替したいです。

中国のネットバンキングは超便利、電子キーはナイスアイデア

さて、両替の次は、送金ですがとても簡単でした。

送金先の楽天の口座情報を渡しておいたら、スマホにログインしたら入力済みになってました。

選択して、両替した日本円を全額送金です。

ここで面白いのが銀行キーの存在です。

鍵だと渡されたのが、キーホルダー型(ストラップが付けられる)のキーです。

液晶画面があって数字が表示されています。

少し時間が経つと番号が変わるようになっています。

スマホである一定以上の金額の送金などの処理をするときに、

  1. この電子キーの番号
  2. スマホからリクエストしたショートメッセージで受け取るパスワード

の二つを時間内に打ち込むことが必要となっています。

これはとても驚きました。この設計は便利この上ないです。

  1. 普段は指紋認証なので、片手で瞬時にネットバンキング画面を開ける
  2. 一定以上の取引をするときに電子キーが必要。
    この番号は随時変化するので記憶やメモがいらない
    人に見せないように保管する必要がない

日本のネットバンクもこうなって欲しいです。
パスワード変えろとか、いくつも秘密の暗号があるとか、煩わしいです。

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