1ヵ月半の間、ネーミング募集を集中的に募集してみました。見事1件当選を果たしました。
なかなか倍率が高いネーミング募集ですが、傾向と対策について報告します。
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在宅ワーク・副業で人気、ネーミング募集で副収入
ネーミング(キャッチコピー含)の募集で副収入を得るという方法は昔からあります。
今はWEBサイトで募集できますから、より気軽に募集が可能です。
しかし、コンペ方式なので安定的に稼ぐということには繋がりにくいのが実態です。何件送っても当選しなければ、収入はゼロのままです。
しかし、わずかな隙間時間を使って考えることができる。場合によっては、『ながら仕事』でもアイデアを考えることができるので、とても手軽です。
その活用方法ですが、ネーミング投稿サイトやクラウドソーシングサイトなどで投稿することができます。
- 公募ガイドONLINE
メジャーで老舗のサイト。100万円や数十万円の高額報酬の案件もあります。 - クラウドワークス
クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサイト。
様々なクラウドソーシング案件が扱われています。『ネーミング・アイデアのコンペ』はその中の一項目です。
『ネーミング・アイデアのコンペ』では数千円~数万円の募集が毎日5~10件程度、新規募集があります。 - ランサーズ
内容は「クラウドワークス」と同様のサイトです。
クラウドワークスのネーミング募集を分析、勝率は?
私はライティングの請負でクラウドワークスを使用していますので、クラウドワークスで集中的にネーミング・アイデア募集を試してみました。
結果を集計しましたので見てみましょう。
集計結果分析
状況を整理しました。
- およそ1.5ヵ月集中して活動。合計17件のテーマに募集
- 募集はなるべく得意分野など、考え易いものを選んだ。
- 17件の中で最高報酬額は 55,000円、最低報酬額は1,100円
(実際はシステム手数料22%を引いた額が12,870円が税込受取額) - 17件の募集点数合計・・・16,070点
- 17件の報酬金額の合計・・・331,100円
- 採用確率・・・0.1% (17件÷16,070点)
- インセンティブ(合計報酬額÷合計募集点数) 21円/点 (331,100円÷16,070点)
採用確率が0.1%しかありません。1000回応募して1回選ばれる確率です。
インセンティブ(1点あたり報酬)が21円の価値になります。
1点の応募を作成するのに、ネットで調べて、熟慮して選定し、募集欄にPR文など記載して送付する。
これら一連の作業が通常は必要です。
この作業に対し、平均すれば21円の価値しかないということですから、全然割りに合わない感じがします。
個人成績の分析
次に、実際の成果を数値比較してみます。
- 提案合計 30点
- 採用された件数 1点
- 採用確率 3.3%
- 採用テーマの応募数 404点
- 採用テーマでの応募 3点
- 採用倍率 0.7%(3÷404)
17件の募集に合計30点応募し、1件採用されました。なんと採用確率3.3%になります。
扱った募集の数がまだ少ないですし、1件採用されたところで直ぐに集計しているので、実力検証はまだまだこれからです。
それでも、喜ばしい快挙と言って良いのではないでしょうか・
実は採用された案件は、自信がありました。
専門性が高いテーマで自分の知見を活かすことができました。
そして、応募内容の解説の中で、自分の知見をアピールし、自分の提案した名称が適切であること、他の名前の中に違和感の高いものがあることを記しました。
そういう意味で、これはラッキーなケースでした。
ネーミング募集の攻略法 効果的な方法は
データを更に分析しました。
ネーミング募集の攻略法として、以下2点を今後留意しようと考えています。
グラフ1
グラフ2
1.単価が高い方がいい
グラフ1を見ても分かるように、単価の高い方が、募集点数が増えます。
1000点超えた応募数を見ていると、応募しても採用されないのではないか?と弱気になってしまいます。
しかし、冷静に分析すれば、インセンティブ(報酬額÷応募点数)は単価の高い方が良いのです。
報酬額が低い募集は、低い割には応募数が多く、数万円と高い報酬額のものは1000件超える募集があっても、まだまだお得、という状況です。
つまり、単価の高いものだけを選んで応募する、そして、練ったアイデアを複数件応募する。
これが、コスパのいいやり方になります。
2.専門性が高いものを狙う
自分がなるべく多く選んだのは、工業的な分野、女性があまり参加しないような案件です。
今回の分析では、これを上記表のタイプ②項で『専門的』としました。
一方、誰でも参加しやすいテーマ、自分も簡単に提案を作れそうな案件を『一般的』としました。
直感的に、専門性が高い方が効率的と思っていましたが、データ(グラフ2)から、およそ2倍も違うことが分かります。
つまり統計上、採用の確立が2倍アップするということです。
ネーミングのコツ
ネーミングが確定すると、確定した名称が送られてきます。この時、自分の思いとして2パターンに大別されます。
- なるほど、これはいいと思う場合が50%くらい(主に造語の場合が多い)
- なんでこれが、と思う場合が50%くらいです。
やられたと思う名称はやはりセンスが光ります。
これは場数をこなしてセンスを磨くしかないです。
ネーミングに関する書籍は多くあります。ネットで調べるとネーミングのコツについて語っているサイトもあります。参考にして磨いいきましょう。
なんでこれが、と思うケースはで、依頼主が求めていることを十分に把握し、どういうものを求めているのかよく考えることが重要だと感じました。
シンプルなものがよいか、凝ったものがよいか、依頼主の思いとずれている場合、客観的にいい名称でも選ばれない場合が多いです。
何と言っても1000件超える提案がある時、センスの良い名称はたくさんありますから。
私が募集する時に、まずイメージするのは、依頼主の好みとして、造語がいいか、どうかです。
次に漢字がいいか、カタカナ、英語を使うか。
悩んだら、通常何件でも応募が可能なので複数パターン提出してもよいと思います。
紹介HPがある場合、それをチェックして依頼主の好みを推測します。
まとめ
何れにしてもネーミング募集でコンスタントに収入を得ることは難しいと思います。
でも、効率が良いものを選んで、空き時間を使って募集することは続けていく予定です。
クラウドワークスのネーミング募集では、公開と非公開の2パターンあります。
公開の場合は、他の人の応募内容を見ることができます。それを参考にまた自分が応募することも可能なのです。
これを見てると、造語作成例や、ライティングにも生かせるインスピレーションが沸いてくることがあります。
見ていて少し楽しいのです。
ネーミング募集は、そんなに簡単ではないことを理解した上で、楽しみながらやるのが良いでしょう。
私もそれを実践していく予定です。